日常生活で、ふとした瞬間に湧き上がってくる怒りの感情。
「また牛乳こぼしてる!信じられない!」 「なんで私だけこんなに忙しいの?」 「なんでそんな言い方するの!」
子育てしていると、1日に何回も、こういった瞬間が訪れますよね。
怒りを感じること自体は、決して悪いことではありません。それは、私たちにとって大切な感情の一つ。しかし、その怒りに振り回され、後で後悔するような言動をしてしまうことは避けたいものです。
なぜ私たちは怒ってしまうのか?
怒りの感情は、私たちの心に潜む様々な要因によって引き起こされます。
- 価値観の侵害:「こうあるべきだ」という自分の価値観が裏切られたと感じた時。
- 不満の蓄積: 日常的なストレスや不満が積み重なり、許容範囲を超えた時。
- 誤解やコミュニケーション不足: 相手の意図が理解できなかったり、自分の気持ちがうまく伝わらなかったりした時。
- 疲労や体調不良: 心身のコンディションが優れない時。
これらの要因が複雑に絡み合い、怒りの感情となって表面化するのです。ママも一人の人間、怒ることがあって当然なのです。
怒りの感情に気づく第一歩
アンガーマネジメントの第一歩は、自分の怒りのパターンを知ることから始まります。
- どんな時に怒りを感じやすいのか?
- 怒りを感じると、どんなサインが現れるのか?(心臓がドキドキする、顔が赤くなる、声が震えるなど)
- 怒りの度合いはどのくらいか?(10段階で評価してみるなど)
自分のトリガーやサインを知ることで、怒りがエスカレートする前に気づき、対処するための準備ができるようになります。
怒りがMAX!になる前に気がつくことが大切なんですね。
怒りをコントロールするための具体的な方法
怒りの感情に気づいたら、以下の方法を試してみましょう!
- 深呼吸をする: 怒りを感じ始めたら、意識的にゆっくりと深い呼吸を繰り返しましょう。息を吸う時と吐く時の長さを同じくらいにすると、より効果的です。
- 6秒ルール: 怒りのピークはほんの数秒と言われています。「カチン!」ときたら、心の中で6秒数えてみましょう。その間に冷静さを取り戻せることがあります。
- その場を離れる: 物理的に怒りの原因から距離を置くことで、感情的な反応を避けることができます。
- リフレーミング: 状況を別の角度から捉え直してみましょう。「相手はわざとやっているのではないかもしれない」「この経験から学べることはないだろうか」と考えてみるのです。
- アサーティブコミュニケーション: 自分の意見や気持ちを、相手を尊重しながら丁寧に伝えましょう。「私は~だと感じています」「~していただけると助かります」といった表現を使うと、建設的な対話につながります。
- 気分転換をする: 音楽を聴く、軽い運動をする、趣味に没頭するなど、自分なりのリラックス方法を見つけておきましょう。
- 専門家のサポート: どうしても怒りをコントロールできないと感じる場合は、カウンセラーやアンガーマネジメントの専門家に相談することも有効な手段です。
穏やかな自分を見つけよう
私たち一人ひとりが、自分の怒りと向き合い、上手に付き合っていくことで、より穏やかで過ごしやすい日々を送ることができるはずです。
こどもたちと一緒にいると、自分対こどもの関係では、大人の自分が我慢しがちではないでしょうか。ストレスが溜まってはいませんか?景色を見たり、深呼吸をして、息抜きをこころがけましょう!心の余裕を取り戻す時間が大切だと感じます。
また、ママも一人の人間です。怒りの感情があってあたりまえなんです。怒りを我慢するのではなく、自分に合った怒りの対処法を身につけることが、イライラ解決法の第一歩ではないでしょうか。
このブログが、皆さんのアンガーマネジメントの一助となれば幸いです。
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