
10年ぶりの箱根、ということで久しぶりに大涌谷に行ってきました。昔は自由に散策できていた大涌谷ですが、現在はと登山区間が制限されたりと大きく変わっていました。2025年春、大涌谷の自然研究路が予約制で再開され、多くの観光客でにぎわっていました。
本記事では、自然研究路の最新情報や予約方法をはじめ、大涌谷名物「黒たまご」の魅力、さらには混雑を避ける散策ルートやおすすめスポットまで、観光を最大限に楽しむ5つのポイントを詳しくご紹介します。
大涌谷ってどんな場所?アクセスと基本情報を紹介

大涌谷の場所と歴史的背景
大涌谷は神奈川県箱根町に位置する活火山地帯で、約3000年前の噴火によって形成されました。江戸時代には「地獄谷」とも呼ばれ、硫黄の噴煙と荒涼とした景観が特徴的です。現在は箱根有数の観光スポットとして知られ、火山の力を間近で感じられる貴重なエリアとなっています。
アクセス方法と最寄り駅
大涌谷へは箱根ロープウェイを利用するのが便利です。最寄り駅は箱根登山鉄道「強羅駅」からケーブルカーを経由して「早雲山駅」に向かい、そこからロープウェイで「大涌谷駅」までアクセスできます。車の場合は、東名高速「御殿場IC」または「小田原厚木道路」を経由して向かうのが一般的です。
駐車場や営業時間などの基本情報
大涌谷の駐車場は約150台分が用意されており、平日は比較的空いていますが、週末や祝日は午前中から混雑します。営業時間は9時から17時までですが、火山活動や天候によって変動することがあるため、事前の確認が必須です。
自然研究路が再開!予約制での散策ルートとは?
自然研究路とは?特徴と見どころ
自然研究路は、大涌谷の火口周辺を安全に散策できる特別なルートです。地熱地帯の独特な地形や、間近に迫る噴気孔を観察できる場所として人気があり、火山活動と自然環境の迫力を肌で感じられます。以前は安全面から長らく閉鎖されていましたが、2025年にリニューアルオープンしました。
2025年再開のポイントと変更点
2025年の再開にあたって最大の変更点は「完全予約制」の導入です。安全管理の強化と混雑緩和のため、1回あたりの入場者数に制限が設けられています。また、散策ルートには係員が常駐し、火山ガスの監視や緊急時の誘導が強化されました。
予約方法と当日の流れ
オンラインでの予約手順
入場には、HP(WEB)からの事前予約と協力金(800円)が必要です。箱根町観光協会の「大涌谷引率入場オンライン予約」サイトによりご確認ください。詳細はこちら
現地での受付・チェックインの注意点
当日は大涌谷駅付近の専用受付カウンターにて予約完了メールの提示が必要です。受付後、スタッフの案内に従ってヘルメットを着用し、ガイド付きで散策がスタートします。時間厳守が求められるため、早めの到着がおすすめです。
黒たまごの魅力とは?話題のご利益と美味しさに迫る

黒たまごの正体と製法
黒たまごは、大涌谷の温泉池で茹でた【ゆで卵】で、地熱と硫化水素の化学反応によって殻が黒くなるのが特徴です。見た目のインパクトだけでなく、地元で採れた新鮮な卵を使用しているため、味わいも濃厚でまろやかです。
なぜ寿命が延びると言われているのか?

黒たまごを食べると寿命が7年延びるという言い伝えは、江戸時代から伝わる観光名物の語り草です。科学的根拠はありませんが、火山の恵みを受けた神秘的な卵として、多くの観光客がその縁起を求めて購入しています。
黒たまごが買える場所・おすすめの時間帯
黒たまごは「くろたまご館」や「大涌谷観光センター」で購入できます。午前中は出来立てが並ぶことが多く、特に土日祝日は早めの訪問が確実です。午後には売り切れることもあるため午前10時頃までに到着するのが理想です。
黒たまごのお味は?
雨が降ってきたので、車の中で黒たまごを食べました。

散策時に気をつけたい!大涌谷の天候・火山ガス情報
大涌谷周辺の火山活動に関する情報を発信を確認できます。詳細はこちら
天候による影響と服装のポイント
大涌谷は標高約1000メートルに位置しており、天候が変わりやすい場所です。私が行った日は晴れていたにも関わらず、風が非常に強く、急に小雨が降り出して肌寒かったです。冬は雪が降ることもあるため、防寒対策や雨具の携帯が欠かせません。靴は滑りにくいトレッキングシューズがおすすめです。
火山ガスの発生と対策方法
大涌谷では火山性ガス(二酸化硫黄)が発生しており、ぜんそくや心肺系の疾患を持つ方は立ち入りが制限されることがあります。公式サイトの「火山ガス予報」を確認し、体調が優れないときの訪問は避けた方がよいでしょう。
お子様連れ・高齢者の安全対策
小さなお子様や高齢者と訪れる際は、ガスの影響を受けにくい場所を選び、散策時間も短めに設定しましょう。自然研究路の利用も、無理をせずガイドの指示に従うことが大切です。
大涌谷観光をもっと楽しむ!周辺おすすめスポット&モデルコース
ロープウェイからの絶景を楽しもう
箱根ロープウェイから眺める大涌谷の景色は圧巻です。眼下に広がる噴気地帯と富士山を一望でき、晴れた日にはまさに絶景が広がります。車では味わえないスリルと美しさを同時に体験できます。
くろたまご館やお土産スポット紹介

「くろたまご館」は黒たまごの販売に加え、カフェやオリジナルグッズも充実しています。2025年にはサンリオとのコラボ商品も登場し、ファミリー層に人気を集めています。大涌谷限定のお土産を探すには最適なスポットです。
所要時間別モデルコース(1時間・半日・1日)
1時間程度の滞在であれば、黒たまご購入と展望台の散策がメインになります。半日あれば自然研究路とロープウェイを組み合わせたルートが楽しめます。1日かけるなら箱根湯本や強羅温泉も巡る箱根観光フルコースが満喫できます。
大涌谷に行く前に確認!最新の通行止め情報と混雑回避術
通行規制のかかる県道734号の概要
大涌谷周辺のアクセスには県道734号が利用されますが、安全確保のため、現在は午前9時から午後5時までの時間帯のみ通行可能となっています。それ以外の時間は通行止めとなるため、時間に余裕を持って出発しましょう。
渋滞を避ける時間帯とアクセス方法
週末や連休は午前10時以降特に混雑が激しくなります。早朝の訪問やロープウェイの活用が混雑回避のカギです。強羅駅からロープウェイを利用すれば渋滞に巻き込まれず快適に到着できます。
混雑ピーク時の対処法とおすすめルート
混雑ピーク時には、大涌谷から芦ノ湖方面への移動を避け、仙石原方面へのルートを選ぶのが賢明です。また、スマホで「箱根ライブカメラ」や交通情報アプリを活用すれば、リアルタイムで渋滞を回避できます。
まとめ|大涌谷は箱根に行ったら立ち寄るべきスポット
私は10年ぶりの大涌谷でしたが、やはり特別感があって印象に残りました。こどもたちにとっても、よい思い出になりました。
大涌谷は、自然のエネルギーを体感できるパワースポットです。黒たまごはもちろん、迫力ある噴煙や絶景、ロープウェイからの景観など、ファミリーやカップルにもおすすめの観光地です。
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